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研究(免疫染色・遺伝子検査)用のスライド標本の
      ROI(関心領域:Region of Interest)作業

免疫染色や遺伝子検査の際に、HE染色標本を利用して組織中のがん部位の指定(ROI)を設定することがあります。​

弊社受託では、臨床検体では有資格臨床病理医(外部委託)、非臨床検体は弊社獣医による作業をお受けすることが可能です。

 

作業されたROIアノテーション情報を基に、がん部位の免疫染色のスコア、遺伝子検査用のマクロダイセクションもお受けする事も可能です。詳細については個別お問い合わせ下さい。​​​​​

​作業概要例

①受け入れ  ②切り出し  ③包埋   ④薄切    ⑤HE・未染色   ⑥WSI撮影   ⑦ROI

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               ③-2FFPEブロック受け

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操作は「ゲノム診療用病理組織検体取扱規程」(一般財団法人 日本病理学会)の内容に沿って実施しています。

  1. ①〜④ 湿臓器またはFFEPブロック受け検体を薄切します。

    • ​​例:「連続切片で5μm>10μm×5枚」×n回の薄切を行います。n回は組織の厚さ、研究目的で依頼者が設定します。

  2. ​ROIの確認

    • ​5μm切片(✳:セットの1枚目)をHE染色>⑥WSI撮影>WSI画層から⑦有資格者(臨床検体;臨床病理医、非臨床検体:獣医)によるROIアノテーションマーキングを行います。

  3. ​マクロダイセクション

    • 「2」のRIOアノテーションを参照しながら、10μm未染色切片目分量で目的の部位や病変を定め、遺伝子検査等で利用する組織を削り取ります。削り取った組織は所定のマイクロチューブ内に入れて納品となります。

      • 顕微鏡下で細胞単位で組織分取を行うマイクロダイセクションに比べて粗い方法ですが、高密度に分布している細胞のゲノム解析には適しています。

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